舌扁桃炎や膿栓などの耳鼻科的問題による口臭があるというお話をしましたが、実は口臭の原因の約9割は、お口の中の病気や異変によるものなのです。
口臭が気になるなら、耳鼻科ではなく、まずは歯科で相談することが近道です。
口臭が気になるなら、耳鼻科ではなく、まずは歯科で相談することが近道です。
口臭の原因となる悪臭ガスの約8割は、硫化水素やメチルメルカプタン、ジメチルサルファイドを代表とする揮発性硫黄化合物(VSCガス)だと言われています。
これらのガスをppb=10億分の1という微量の濃度で検出できる口臭ガス測定器が、オーラルクロマという精密検査機器です。
この揮発性硫黄化合物の濃度を測定することで、歯周病やお口の不潔度を調べることができるのです。ここで挙げられた基準値は、オーラルクロマによる測定での基準値です。
硫化水素が112ppb以上検出されるようだと、口内が不潔だということ。
メチルメルカプタンが26ppb以上検出されるようだと、歯周病ということです。
ただし、測定値が基準値を下回っていても口臭があることがあります。
たとえば、アンモニアなどの揮発性窒素化合物による口臭、コーヒーやタバコ、アルコール、ケトンなどの揮発性炭素化合物による口臭、にんにくなどの硫化アリルによる口臭など、他にもニオイの原因となるガスがあるからです。
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