国際口臭学会(ISBOR)の理事であるDr.八重垣、Dr.宮崎らが米国Compendium誌21,10A,2000にて発表した口臭の国際分類についてお話しましょう。
1. 真性口臭症
1-1. 生理的口臭
他人に言われることがあり、自分でも口臭に気付くことがあるタイプです。
朝起きたとき、ストレス、緊張時、寝不足時、月経時、老人性の口臭。
口腔清掃状態が良くない時に、上記のような条件が重なった時に起こりうる口臭。
オーラルケアだけで解決できない時は、歯科での適切なアドバイスが必要です。
TN1(説明及び口腔清掃指導)という治療分類になります。(20.5%)
1-2. 病的口臭
本人には自覚がないことが多く、家族などに指摘を受けやすいタイプです。
(1) 口腔由来のもの:口腔疾患由来
むし歯や歯周病、不適切な歯科修復物が原因となって起こる口臭。
一般的な歯科医院で対応できる口臭で、一般的な歯科治療で改善されます。
TN2(歯周治療などの疾患治療)という治療分類になります。(37.1%)
(2) 全身由来のもの:全身疾患由来
胃などの消化器疾患、シェーグレン症候群、鼻疾患、糖尿病、腎臓病、尿毒症など。
各専門の診療科を受診し、治療を受けることで改善されます。
TN3(医科への紹介)という治療分類になります。(3.3%)
2. 仮性口臭症
「すれ違う人達が皆顔をそむける、これは自分が口臭があるせいではないか」と、本当は口臭がしないのに、自分で自分を心配するタイプ。
自臭症(自己臭症)と呼ばれることがあります。
「気のせい」だとか「しばらく様子を見ましょう」とも言われがちな症状です。
大阪大学では、1ヶ月に口臭外来に訪れる200人の人の内、約3割がこの中に入るとしている。新潟大学の口臭クリニックでは210名の’98からの1年間に来院患者総数の35%が仮性のものであった。
自臭症に理解のある歯科医院でないと対応が難しいことがあります。
TN4(カウンセリング、教育)という治療分類になります。(35.2%)
3. 口臭恐怖症
「鼻をこする」「鼻をすする」「鼻をつまむ」「咳き込む」といった他人のしぐさに非常に敏感になって、自分の口臭を極度に恐れ、心配する症状。
口臭は、口腔内細菌と唾液のバランスの不具合によって発生します。生理的口臭は唾液不足が典型的に現れた口臭であり、その場合は歯ブラシや舌苔の管理の他に、唾液の分泌を促進させる必要があるとされています。
自臭症の方の中には、しぐさを非常に気にされる方が時々いらっしゃいます。
TN5(精神科、心療内科への紹介)という治療分類になります。(3.8%)
ほかに外因性の口臭というものがあり、タバコ・アルコール・にんにくなどのニオイの強いものを口にしたことで起きる「当たり前の口臭」というものもあります。
※治療分類のパーセンテージは、新潟大学の初診患者210人のデータです。
参考記事:
http://www.dentalmori.com/koushuu/kobunrui.html
http://www.age.ne.jp/x/rie-d/k204.htm
この分類やデータから、一般的な歯科医院で対応できるのは約4割弱ということです。
適切な口腔衛生指導や生活指導ができれば、一般歯科で対応できる人の割合はもう少し高くなるとは思います。
このデータは口臭外来という特別外来にかかった人の人数から割り出したものですから、一般市民の口臭の多くは、生理的口臭と口腔由来の病的口臭、仮性口臭症(自臭症)に分類される可能性が高いことが推測されます。
口臭が心配になったら、まずは近隣の歯科医院でチェックを受けましょう。
必要に応じて、耳鼻科や内科で病気の有無をチェックしておくと良いでしょう。
それでも口臭の問題が解決しない時は、口臭外来の受診も検討してみましょう。
※参考記事:ほんだ式口臭治療の利点と欠点
舌磨きをしてみたり、シャンピニオンエキスを飲んでみたり、フ★スクなどのミント系タブレットで気を紛らわしたり、各種洗口剤を買いあさってみたり、という我流の対策は往々にして失敗します。
「診査⇒診断⇒対処」というのが、解決の近道です。
[ 基礎知識 | 口臭・体臭ランキング ]
1. 真性口臭症
1-1. 生理的口臭
他人に言われることがあり、自分でも口臭に気付くことがあるタイプです。
朝起きたとき、ストレス、緊張時、寝不足時、月経時、老人性の口臭。
口腔清掃状態が良くない時に、上記のような条件が重なった時に起こりうる口臭。
オーラルケアだけで解決できない時は、歯科での適切なアドバイスが必要です。
TN1(説明及び口腔清掃指導)という治療分類になります。(20.5%)
1-2. 病的口臭
本人には自覚がないことが多く、家族などに指摘を受けやすいタイプです。
(1) 口腔由来のもの:口腔疾患由来
むし歯や歯周病、不適切な歯科修復物が原因となって起こる口臭。
一般的な歯科医院で対応できる口臭で、一般的な歯科治療で改善されます。
TN2(歯周治療などの疾患治療)という治療分類になります。(37.1%)
(2) 全身由来のもの:全身疾患由来
胃などの消化器疾患、シェーグレン症候群、鼻疾患、糖尿病、腎臓病、尿毒症など。
各専門の診療科を受診し、治療を受けることで改善されます。
TN3(医科への紹介)という治療分類になります。(3.3%)
2. 仮性口臭症
「すれ違う人達が皆顔をそむける、これは自分が口臭があるせいではないか」と、本当は口臭がしないのに、自分で自分を心配するタイプ。
自臭症(自己臭症)と呼ばれることがあります。
「気のせい」だとか「しばらく様子を見ましょう」とも言われがちな症状です。
大阪大学では、1ヶ月に口臭外来に訪れる200人の人の内、約3割がこの中に入るとしている。新潟大学の口臭クリニックでは210名の’98からの1年間に来院患者総数の35%が仮性のものであった。
自臭症に理解のある歯科医院でないと対応が難しいことがあります。
TN4(カウンセリング、教育)という治療分類になります。(35.2%)
3. 口臭恐怖症
「鼻をこする」「鼻をすする」「鼻をつまむ」「咳き込む」といった他人のしぐさに非常に敏感になって、自分の口臭を極度に恐れ、心配する症状。
口臭は、口腔内細菌と唾液のバランスの不具合によって発生します。生理的口臭は唾液不足が典型的に現れた口臭であり、その場合は歯ブラシや舌苔の管理の他に、唾液の分泌を促進させる必要があるとされています。
自臭症の方の中には、しぐさを非常に気にされる方が時々いらっしゃいます。
TN5(精神科、心療内科への紹介)という治療分類になります。(3.8%)
ほかに外因性の口臭というものがあり、タバコ・アルコール・にんにくなどのニオイの強いものを口にしたことで起きる「当たり前の口臭」というものもあります。
※治療分類のパーセンテージは、新潟大学の初診患者210人のデータです。
参考記事:
http://www.dentalmori.com/koushuu/kobunrui.html
http://www.age.ne.jp/x/rie-d/k204.htm
この分類やデータから、一般的な歯科医院で対応できるのは約4割弱ということです。
適切な口腔衛生指導や生活指導ができれば、一般歯科で対応できる人の割合はもう少し高くなるとは思います。
このデータは口臭外来という特別外来にかかった人の人数から割り出したものですから、一般市民の口臭の多くは、生理的口臭と口腔由来の病的口臭、仮性口臭症(自臭症)に分類される可能性が高いことが推測されます。
口臭が心配になったら、まずは近隣の歯科医院でチェックを受けましょう。
必要に応じて、耳鼻科や内科で病気の有無をチェックしておくと良いでしょう。
それでも口臭の問題が解決しない時は、口臭外来の受診も検討してみましょう。
※参考記事:ほんだ式口臭治療の利点と欠点
舌磨きをしてみたり、シャンピニオンエキスを飲んでみたり、フ★スクなどのミント系タブレットで気を紛らわしたり、各種洗口剤を買いあさってみたり、という我流の対策は往々にして失敗します。
「診査⇒診断⇒対処」というのが、解決の近道です。
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